歯がしみる4つの原因を徹底解明☆虫歯だけではないその原因とは?その①

こんにちは千代田区・神保町タワー歯科の歯医者の越智です。

水道水も冷たく感じる季節が近づいてまいりました。

この季節に多い患者様の訴えが、『歯がしみる』ということです。

歯がしみる原因は虫歯であると思われている方が多くいらっしゃるのですが・・・

実は他の原因でもしみることがあります。

歯がしみる4つの原因と、そのメカニズムについてお話させていただきます。

原因①虫歯

虫歯が原因でしみる場合ももちろんあります。小さい虫歯では症状を感じることはありませんが、大きくなるとしみてきたり、痛くなったりします。

対策

痛くなる前に、小さいうちに虫歯治療を行うことで予防できます。

また、虫歯を取りきって、神経の炎症を鎮静させる薬をもちいて、症状が治まるのを待つこともあります。

時々しみる→最近よくしみる(瞬間的)→最近よくしみる(継続的)→じんじん痛む

の順に神経症状が強くなります。人によっては初期症状にあまり気づかず、ある日突然じんじん痛むという方もいらっしゃいます。

神経をとれば、痛みは引きますが、歯が弱くなってしまいます。

また、『しみる』という危険信号を察知するセンサーを失うことで、虫歯の進行に気づきにくくもなります。

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原因②知覚過敏

歯茎がさがってきて、エナメル質というバリアーがない根の部分が露出すると、しみることがあります。

これは虫歯によるものではありません。

歯周病が原因で歯茎が下がるかたもいれば、咬み合わせによって歯茎が下がるかたもいらっしゃいます。

対策

根本的な解決が難しいのが、この知覚過敏です。

歯周病が原因で、歯周病の治療を行っても、さらに歯茎が下がってくることもあります。

(歯周病についても後日お話させていただきます)

可能な対策としては、歯周外科処置をして露出した根をリカバーする方法もありますが、適応症が限られます。

簡便なのは、しみ止めの薬を根気強く塗ることや、露出した根を樹脂でカバーしたりします。

また神経を保護する上で重要なことは、刺激を避けることです。一時的にしみている場合、刺激を避けることで、歯の内側から歯を防御するバリアーがゆっくりできることもあります(専門用語で第二象牙質といいます)。

また、咬み合わせが原因でも、歯茎がさがることもあります。その場合咬み合わせへの対策が必要です。(原因③で後述します)

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原因③歯ぎしり

これは、とても重要なポイントです。

先ほど咬み合わせが原因で歯茎が下がることがあるとお伝えしました。

虫歯や歯周病がなくても、咬み合わせによって歯がしみたり、痛くなったりすることがあります!!!!

下の模式図を見て頂いたら、歯と歯茎の間にくさび状の切り込みがあるのがお分かりでしょうか?

食いしばる力が強いかたや、歯ぎしりをされる方に見られます。

皆さま、意外と、『私は歯ぎしりしておりません』と断言される方もいらっしゃるのですが、ギリギリ音がしない、夜間の食いしばりもございます。

また日中食いしばる習慣がある方もいらっしゃいます。そこで対策ですが・・

対策

夜間の食いしばりに関してはナイトガードが有効的です!!

夜間の食いしばりは、日中の食事の際に使う噛むちからの10倍くらいのストレスがかかるとも言われています。

また、日中の食いしばりに関しては、自分で意識して『くしばらないように、くしばらないように』と念じることです。

これば、認知行動療法を言いまして、普段から『自分は無意識に食いしばっているかもしれない』と意識することが大切と言われています。

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原因④金属をつけた後

金属は熱を伝えやすいため、神経にストレスを伝えやすいです。しかし、ゆるやかなストレスであれば、それに対抗して歯の内側から歯を守るシステムも働く(第二象牙質)ため、時間とともに症状が消える場合も多いです。

対策

金属を付けた後は、しばらく、熱いもの、冷たいものは避ける。

刺激が強すぎて、歯がじんじん痛むようであれば、第二象牙質が歯を守る前に神経の治療が必要になることもあります。

もっと良い対策は、セラミックなどで修復することです。セラミックは熱伝導性がひくく、神経に優しい材料です。

 

→その②に続く